日本人は外国人に比べて、お口のニオイに気を遣っている人は少ないと言われています。
とはいえ、昔に比べると、日本人もニオイに敏感になりつつあり、
最近はドラッグストアなどでも、デオドラントグッズが沢山並んでいます。
口臭対策の商品も種類が豊富になりました。
歯磨き粉だけでなく、フロスやマウスウオッシュなども
各種メーカーから出ています。
ニンニク料理を食べたあとは、誰でも口臭が気になりますが、
いくら歯を磨いても口をゆすいでも、改善されない口臭があります。
それは、鼻の疾患が原因の口臭です。
「後鼻漏」という言葉はご存じでしょうか。
これは、鼻水が鼻から出ずに、慢性的に喉に落ちてくる疾患です。
人は知らず知らずのうちに、鼻水を飲み込んでいるそうですが、
通常は口臭の原因にはなりません。
アレルギー性鼻炎や風邪を引いたあとなどに、
そのような症状が出る場合があり、
これが慢性化すると、鼻水と口内の雑菌が混じり、口臭が発生するのです。
また、この「後鼻漏」は、慢性副鼻腔炎が原因でも起こることがあります。
この場合は、膿をもったドロドロの鼻水が喉に落ちてきて、悪臭の原因になります。
口の中を清潔にしているにもかかわらず、ニオイが気になる場合は、
一度お医者さんに相談することをおすすめします。